東北支部便り その3  [設立1年を振り返って]
[設立1年を振り返って]
東北支部長   No.377 鈴木実
 東北支部は、福島県、宮城県、山形県、岩手県、秋田県、青森県において協会の目的を実現することとして出発しました。現在1年半になろうとしているところです。これまでを振り返ってみました。
◎会員増強
 発足時に会員は17名でした。セミナー開催も含め、活動を活性化するには第一が会員増です。まず、情報システム監査技術者の資格保持者の加入促進です。企業内の資格保持者は、その存在が不明でしたので、口コミでの加入を促進しました。
 もう一つの会員増活動が、ITコーディネータ資格保有者の勧誘です。
 幸いなことに会員にITコーディネータ資格保持者が数名いたため、ITCの皆さんにお願いして会員増を図ってきました。
 また、NPOとして再発足した協会は、誰でも会員になれますし、ITCの場合は特別講習を受けることにより、システム監査人補、更に公認システム監査人への道が開かれています。この2つの勧誘ポイントを基に会員加入を勧めてきました。
◎協会の宣伝
 会員増には協会の名前を売りこまなければなりません。そこで、総会開催時に、セミナーを開催することにし、協会より人数の多いITCグループと共催をすることにしました。セミナーでは、後援にITCAはじめ行政にも協力して頂きました。設立総会終了後には、東北一の地方紙である河北新報社を佐藤副支部長と訪問、プレス発表を行いました。協会の活動内容は人物訪問欄に掲載していただき,PRに一役買うことができました。
 設立総会時のセミナーは午後のみでしたが、第2回総会は2日間に拡大し、協会とITC宮城の共催で実施しました。
 初日はITC宮城中心の講演、2日目が協会中心の講演担当で実施しました。
 セミナーによる広報活動の成果として、設立総会セミナーでは45名、第2回総会時は2日間で延べ93名の方の参加を得ることが出来ました。ITCグループの皆さんとは、今後も合同セミナーを実施していく予定です。
◎他支部との連携
 今年度の活動方針に他支部との連携を挙げていました。その一環として、第2回総会セミナーでは、北海道支部の渡部支部長、東京本部の原田元理事、北信越支部の梶川さんの三名の女性会員をお招きし講演いただきました。特に会員外の参加者に女性パワーを披露し、協会の層の厚さをPRしました。
 以上のようなセミナーによる広報活動の他、東北各県のITCグループへの入会勧誘を行い、設立総会時17名であった会員数は、会員の空白地帯であった秋田県からの1名を含め、26名に増強できました。今後も会員増につとめる予定です。
◎会員のコミュニケーション
 もう一つの支部活性化が、会員のコミュニケーションです。東北支部は、範囲が広いため、例会は仙台市を中心に各県で行う事にしています。本年の例会は、3月は福島市、7月は山形市で開催し、地域の会員が参加し易いように開催地を変えて運営しています。
 活性化対策のもう一つが、支部配布のビデオテープの活用です。2月毎の例会の前に、ビデオテープを貸出し、感想文および質問状により例会に参加できる方式をとっています。これは、東北6県は南北に長く、毎回参加するには時間・費用ともに掛かかる会員に対応するために設けた仕組みです。貸出運用は予想外に好評です。本部の計らいで、今後はデジタル方式に変更可能となりましたので、郵送コストを低減できるものと期待しています。
◎本部活動の支援
 支部活動の一つとして、本部活動である公認システム監査人の面接支援、事例研究会の実践セミナー開催の支援をしています。
 東北支部の会員勧誘後、公認システム監査人受験希望者が6名となり、15年11月1日に仙台市で面接試験が実施されました。また、事例研究会の実践セミナーが同じく15年11月23,24日に仙台市冨谷町で行われ、10名の方が参加されました。東北支部で、会場の手配、事務局の支援などを行いました。
以上の様にまだ始まったばかりの、東北支部活動ですが、これからも協会の活動目的であるシステム監査の啓蒙、普及活動を推進することにしています。

以上