九州支部 例会の内容 [2014年1月度月例会](第270回)
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   特定非営利活動法人 日本システム監査人協会(SAAJ)九州支部
   平成26年度 1月度(第270回)議事録
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   ■ 開催概要
   日時:2014年 1月25日(土)13:00-17:00  
   場所:早良市民センター 視聴覚室
   参加:
      居倉 圭司  池田 政則 小塩 清貴 小野 哲夫 小峰 英篤
      下司 正雄 田坂 和彦 田中 彰  平田    舩津 宏  
           松田 崇生  中溝 統明 
     参加者数:5名(他 システム監査学会、ISACA福岡支部の方 7名)
     共催:システム監査学会、ISACA福岡支部

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   月例会アジェンダ
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   ■ ビデオ視聴(13:00-15:00)
    第187回月例研究会   
     「2013年版COSO内部統制フレームワークの概要」

   ■ 討論(15:00〜16:30)
    ・ 「COSO内部統制フレームワーク」

   ■ 発表(16:30〜17:00)
    ・"発想の垣根を跳び越えろ"の紹介(中溝 氏)

   ■ 次回開催予定
    ・2月度(第271回) :
     2014/2/22(土)  13:00-17:00 早良市民センター第3会議室  
    ・3月度(第272回) :
     2014/3/22(土)  13:00-17:00 早良市民センター第3会議室  

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   月例会内容詳細
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   ■ ビデオ視聴
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    第187回月例研究会(2013年11月28日開催)
     「2013年版COSO内部統制フレームワークの概要」
    有限責任監査法人トーマツ エンタープライズリスクサービス
        シニアマネージャー      森谷博之 氏

    ・参考:
      月例会報告(SAAJ月報No.155 2014年2月)
            http://www.saaj.or.jp/members/201402SAAJKaihoNr155.pdf

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  ■ 討論
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  (1) 「COSO内部統制フレームワーク」について討論

     - コンプライアンス違反が頻発しており今こそ監査が必要
       某メガバンク・某アパレル企業・某ホテル業・
      某旅客鉄道会社など、大手の不祥事(?)が多発しておりま
      す。内部監査が十分に機能してない今、改めて、システム監
      査を含めて内部監査が必要です。

     - 内部告発でコンプライアンス違反が表面化
       大手での内部告発・社外通報は、恐らく従業員を保護して
      くれる可能性が高いから出ている。しかし、中小企業では経
      営者が企業を私物としているので、従業員は会社からの“報
      復”をおそれ、告発しない(告発できない)。
       しかし、中小企業の経営者は自己資産を融資先から担保と
      されるので、自ずと企業と私物に境目がなくなる。
      だから、中小企業の経営者は会社を起こしたときの意識が
      稀薄となる、また日本は経営者を寛容している。

     - 『原則8「不正リスクの評価」』への意見
       不正行為の予防および検出が重要としてる『原則8「不正
      リスクの評価」』が特徴で期待される。
       特に、「行動規範への意識が希薄化する状況」は会社で働
      く者に強弱はあるけれど、まさに項目の一つ一つの状況下で
      過ごして来た。いまだに同様な状況もある。
      
     - 不正リスク評価ツール
      講師 森谷氏は、不正リスク評価をより効果的に進める
     有限責任監査法人トーマツの不正リスク評価ツール「FRAME
     (Fraud Risk Assessment MEthodologyt )」の開発に従事
     されました。FRAMEを用いることで、各調査拠点における
     不正リスク度、リスク不正に対する組織の状態、リスク高い
     不正スキームを把握することができる。
 
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   ■ 発表
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  (1)"発想の垣根を跳び越えろ"の紹介(中溝 氏)
        3行3列に並べた9つの枠を「現在」から「未来の2倍の過去」
    へ振り戻り、「内」と「外」の未来を描く。この技法は導入計画の
    システム監査に役立つ可能性が考えられる。

  以上