九州支部 例会の内容 [2013年3月度月例会](第263回)
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   特定非営利活動法人 日本システム監査人協会(SAAJ)九州支部
   2013年3度月例会(第263回)議事録
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   ■ 開催概要
   日時:2013年 3月23日(土)13:00-17:00 
   場所:早良市民センター 第3会議室
   参加:荒添 美穂 居倉 圭司 小野 哲夫 鶴岡 通  平山 克己
      福田 啓二 松田 崇生 諸藤 雅之 中溝 統明
      (9名)
     共催:システム監査学会九州地区研究会

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   月例会アジェンダ
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   ■ ビデオ視聴(13:00-15:00)
        第179回月例研究会(2013年1月22日開催)
        「IT-AuditのISO化推進に関する状況報告(ISO/IECTR30120)」

   ■ 報告/連絡事項(15:00〜15:40)
    ・出席者近況報告
    ・SAAJ第12期総会報告
          
   ■ 意見交換/発表(15:40〜17:00)
    ・『共通フレーム2013』のおけるシステム監査
    ・日独医療情報シンポジューム 報告(中溝氏)

   ■ 次回開催予定
    ・4月度(第264回) :
     2013/4/20(土)  13:00-17:00 早良市民センター 第3会議室

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   月例会内容詳細
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   ■ ビデオ視聴
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        第179回月例研究会(2013年1月22日開催)
        「IT-AuditのISO化推進に関する状況報告(ISO/IECTR30120)」
         講師:日本システム監査人協会 システム監査基準研究会

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   ■ 報告/連絡事項
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  (1)出席者近況報告
  (2)3月度定例理事会議事録確認
  (3)日本システム監視人協会 第12期総会報告

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   ■ 発表/意見交換
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  (1)『共通フレーム2013』のおけるシステム監査

    ・システム監査プロセス
     監査対象から独立した、監査人による監査内容は、
     経済産業省により2004年に改訂されたシステム管理基準、
     システム監査基準に基づいている
    ・「システム監査」プロセスの名称変更と内容の改訂
     支援プロセスの監査プロセスがソフトウェアだけでなく、
     システムの監査も行うことになると2つの監査プロセスの
     位置付けが曖昧になる。このため日本のシステム監査基準、
     システム管理基準に基づいた監査を実施するプロセスとして
     明確にするため「」を付けた名称とした。また内容を大幅に
     見直し、システム開発、ソフトウェア実装(開発)の
     プロセスが変更になっても監査の対象が明確になるようにした。


  (2)日独医療情報シンポジューム 報告(中溝氏)

   『情報薬』の紹介
    ・情報は人を健康にする(薬になる)
      投薬(旧来の薬)と情薬(情報薬)との比較
     【投与】 投薬:適正な量の投与
          情薬:適正な情報の投与
     【効果】 投薬:血中濃度を介して効果
          情薬:意識変容と日々の生活習慣を介して効果
     【測定】 投薬:効果を測定する方法がある
          情薬:ITにより効果が測定できる
     【服用】 投薬:医師の処方により時間指示がある(食前・食中・食後)
          情薬:リアルタイムに取得できる(スマホなどから行動指示)
     【副作用】投薬:副作用がある
          情薬:副作用がある(過剰なダイエットや運動)
    ・情報薬を創るために
      - どうやって患者の意識や日常行動を変えられるかを知らなければ
        ならない
      - 成果の評価や費用対効果を考えなければならない
    ・情報薬をだれでも使えるようにするために
      - 情報薬のコンセプトは種々の慢性疾患に有用で、また
       健康者への保健指導やメンタルヘルスケアにも有用である
      - 国際標準を策定する努力がAPEC、OECD、ISOなどの
       組織によってはじめられている。
      - プライバシー保護などに関する共通の(国際)ルールが必要である
      - データ解析技術もさらに必要である

   『ポータルクリニック』の構想
    ・アタシュケース型ポータルクリニック
      - センサー類(脈拍/体温/血圧/体重/血糖/行動/検便/検尿など計測器)
      - 送信システム
      - データマネジメントソフト(個別の医療必要性をアルゴリズムなど)
      - 医師のコールセンターサービス(患者モニタリング、医療支援)
      - 健康医療情報システムとの連携(データの可視化)

  以 上