会議名:日本システム監査人協会九州支部 第170回例会
日時:平成16年9月25日(土) 15:00〜17:00
場所:福岡市中央市民センター 第1会議室
参加者:13名
〔発表事項〕
- (1)「ITC Conference 2004の概要」
(藤平 実氏)
8月27日、28日実施されたコンファレンスの概要の説明
現在 ITC 5,173名で参加者 約1,000名
- @ 「日本再生に向けて」内閣官房 内閣参事官 藤 和彦
- 中国のバブルは弾けている、・・・・
- A「CIO補佐官としての活動」ITコーディネータ 本田 実
- レガシーシステムの刷新を支援・助言しROIを高める・・・・・
- B他、各セッション毎の講演概要の説明
- (2)「個人情報保護に関する経済産業分野及び通信事業分野ガイドラインの主な相違点」
(行武 郁博氏)
各ガイドラインを各項目別に一覧表に列記し対比して、違いを分かり易く解説した、
その中で主な相違点としては次のようになっている。
- @ 雇用管理に関する個人情報
- 電気通信事業分野のガイドラインには厚生労働省の「雇用管理に関する個人情報の適正な取扱を確保するために事業者が講ずべき措置に関する指針」(経済産業分野のガイドラインで整合性に留意されている)が反映されていない。
- A 対象事業者
- 電気通信事業分野のガイドラインでは、電気通信事業者:電気通信事業法に基づく登録、届出の有無を問わない。とされており個人情報の取扱件数による除外はない。
- B 個人データ、保有個人データ用語の不使用
- 電気通信事業分野のガイドラインでは個人情報のみを使用し、個人データ、保有個人データといった限定された概念は個人情報保護の水準を下げるものとして不使用。
- C 取得の制限
- 電気通信事業分野のガイドラインには取得しないセンシティーブ情報が記載されている。
- D 電気通信特有の情報
- 電気通信分野のガイドラインには、通信履歴、利用明細、発信者情報、位置情報、不払い者情報、電話番号情報等の電気通信事業の特有の情報保護についての規定がある。
(その他の相違点は対比資料を参照)
- (3)「個人情報保護専門監査人資格認定講座を受講して」
(福田 啓二氏)
-
システム監査学会主催で8月23日から5日間、東京の機械振興会館で開催
- (4)「個人情報保護法をコンプライアンスプログラム」
(舩津 宏氏)
- 1.個人情報保護法における個人情報のライフサイクル
- 2.個人情報・個人データ・保有個人データと個人情報取扱事業者の義務
- 3.主務大臣の関与
- 4.個人情報の定義
- 5.個人情報とプライバシー情報
- (5)「ナノテクノロジーの現状と課題」
(秀嶋 弘行氏)
映像情報メディア学会誌 Vol.58 No.9 pp.1192〜1195より
以上
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