会議名:日本システム監査人協会九州支部 第156回例会
日時:平成15年9月20日(土) 15:00〜17:00
場所:福岡市早良市民センター 第1会議室
参加者:11名
〔発表事項〕
- (1)「OECDガイドラインの紹介」(平山 公一氏)
- 発表資料1:「OECDガイドラインの紹介」
発表資料2:「情報システム及びネットワークのセキュリティのためのガイドライン」
〔概要〕
- OECDガイドラインは政府機関が利用しており、国際的な動向が判る
- 1992年に策定された「情報システムセキュリティに関するガイドライン」の全面改訂が実施された。
- 今回の改定のポイント
- 「セキュリティ文化」という新しい概念の導入
- 対象を情報システムから情報通信ネットワーク社会を前提した内容に変更
- 情報セキュリティに関わるすべての参加者(個人)が責任対象
- 情報セキュリティマネージメントの概念を導入
- リスクアセスメントの原則を導入
〔議論・意見等〕
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「セキュリティ文化」とは
セキュリティに対する意識の問題を提起しているのではないか
- 個人保護法との関連も深い
- 企業はこれから厳しい対応が必要となる
- (2)「サーベイランス(Surveillance)と映像情報メディア」(秀嶋 弘行氏)
- 発表資料:「映像情報メディア学会誌 2003年9号」
〔概要〕
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映像によるサーベイランシステムにはさまざまな形態があ
る。
開発当初は山奥の発電所・製鉄所の高炉の中などの理由で直接見られない現象を見るための高価なリアルタイムシステムであった。その後、インターネットの発展により一般家庭においても可能となっている。携帯電話のような端末も利用できる。
- サーベイランスシステムにおける監視の内容はさまざまである。例えば速度違反者の発見とナンバープレートの読み取り、病院においてはCUU患者の容態の監視等。
- 監視カメラによる容貌の撮影は、プライバシー権の問題を引き起こす。
〔著書紹介〕
(1)「個人情報保護法入門 新法解説」(平山 公一氏)
著者 :岡村 久道(弁護士)
発行 :商事法務
以上
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