九州支部 例会の内容 [平成13年2月度](第128回)
日 時:平成13年2月17日(土) 時間:15:00〜17:00
会 場:福岡市早良区百道2−2−1 早良市民センター 実習室
参加者:8名

[発表内容]

1.ISMSについて(舩津 宏 氏)
  JIPDECのHPの資料からの報告
   http://www.isms.jipdec.or.jp

  • 情報セキュリテイマネジメントシステム(ISMS)とは、インターネットのHP改竄、ハードウエア・ソフトウエアのトラブル、関係者による情報漏洩への対応の他、組織の情報の利用性を高め、価値をあげるためのシステムである。
  • BS7799は、組織の全ての情報について、有用性、統合性、機密性さらに透明性をバランスよく維持し改善することをコンセプトとするイギリスBSIの規格である。
  • BS7799はPART1とPART2からなり、PART1はベストプラクテイスとガイドラインである。
    PART2は、マネジメントの枠組みを開発すること及び「システム監査」の基準となる仕様である。
    今回、PART1がISO17799として国際規格となった。
  • ISO17799はJIS化が進められている。
  • 情報セキュリテイマネジメントシステム適合性評価制度は、3末で廃止予定の情報処理サービス業情報システム安全対策実施事業所認定制度にかわる民間ベースの第三者認証制度として位置付けられ、ISO17799をベースにした情報システムのセキュリテイ管理に関する制度である。
    この制度は、来年度より運用開始する。

2.特許法の改正について(行武 郁博 氏)
  • 平成10年、11年と特許法が改正されている。
  • 平成10年の改正は
    • 権利侵害に対する救済措置の拡充(特に侵害の抑止面)
    • 特許料の引き下げ
    などである。
  • 平成11年の改正は
    • 権利侵害に対する救済措置の拡充(特に訴訟手続き面)
    • 権利取得の早期化
    • 国際的調和
    • 権利取得の負担軽減
    などである。