日本システム監査人協会 西日本支部合同研究会2019開催のご案内

※終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
主催:認定NP0法人 日本システム監査人協会 近畿支部
後援:経済産業省近畿経済産業局
特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会
JSSAシステム監査学会 ISACA 大阪支部
一般財団法人 関西情報センター

日本システム監査人協会 西日本支部合同研究会2019のご案内
統一テーマ 「スマート社会とシステム監査」

 日本全体が働き方改革を推進していることと、私たちの暮らしが「スマート〇〇」という表現で多く語られるようになってきています。このスマート社会におけるITの役割はますます増していくものと考えられます。
 本研究会では、スマート社会を担うIT技術とそのシステムに対する監査の視点を含めた研究発表を行うとともに議論する場を設けることとします。

【講演 5編】

本部講演
演題:「DXの現況とシステム監査の可能性」
講師:SAAJ副会長 三谷慶一郎 氏
概要:DX(デジタルトランスフォーメーション)は、既に企業における重要な経営課題になっていますが、必ずしも十分な効果創出にはつながっていません。DXを大きな成果に結びつけるためには、単純なデジタル技術の導入だけでなく、組織や人材を含むガバナンスを強化する必要があります。本講演ではシステム監査人協会からも支援している経済産業省の一連のDX政策(「DX推進指標」、「デジタルガバナンス・コード」)の最新の検討状況をご紹介するとともに、DX推進におけるシステム監査人の活躍の可能性についてお話したいと考えています。
支部講演1
演題:「AIシステムをどう監査するのか?」
講師:SAAJ北信越支部 栃川昌文 氏
概要:AIの時代が到来し、AIを活用する企業が今後増えていくと思われます。一方、AIが間違った判断をしたという事例が既に出ています。AIが間違った判断をしたことによって企業活動に大きな影響をもたらすことが考えられ、AIによるリスクへの対処は重要な課題になると思われます。
  AI時代におけるシステム監査には、こうしたAIに関するリスクに対して企業がどう対処しているのかを評価することが求められます。AIのシステム監査をどのように行ったらいいかを、AIの特徴や開発方法をもとに考察しました。
@ データが重要な経営資源に(データ資本主義)
A 情報(データ)管理が重要に
B AI時代におけるリスク
C AIシステムをどう監査するのか?
D 人間中心のAI 社会原則(内閣府)
支部講演2
演題:「スマート社会を支えるプロセスイノベーション人材とシステム監査(仮)」
講師:中部支部 (仮)久保田秀男 氏
概要:IoTについて、一般の消費者まで浸透し、IoTに囲まれて生活することとなってきている。また、経営戦略実現のためにIoTを活用することは必要不可欠な状況である。大手製造業での品質不正が問題となっており、IoTを用いたプロセスイノベーションを実施することで、品質不正が起きない体制を目指すことができる。スマート社会を支える、強固な品質体制を構築するプロセスイノベーション人材の育成について考え、システム監査の役割、システム監査人に求められる事項について考察する。
支部講演3
演題:「(超)スマート社会 日本政府と新興国の動き(仮)」
講師:九州支部 荒添美穂 氏
概要:スマート社会(Society 4.0)実現によって、理論的な地理的情報格差は激減し、国際的なSDGs推進にも後押しされて、新興国のネット活用ビジネスが加速している。さらに、日本政府が強力に推進を打ち出した超スマート社会(Society 5.0)の本格的な到来が目前となり、小規模事業者間や海外企業間でのビジネス連携が進むことは間違いない。
 超スマート社会(Society 5.0)では、サイバー空間と実世界とが融合する上、 実世界のモノや既存の社会システムに埋め込まれたソフトウェアが相互連携することで、10年前にはずっと先の未来像であった暮らしが期待されているが、そこに待つチャンスとリスクは・・・?
支部講演4
演題:「消費税複数税率時代のキャッシュレス社会 & AI時代にあるべきシステム監査人の資質とは?」
講師:近畿支部 田淵隆明 氏
概要:本年10月1日消費税の複数税率が導入された。予想通り、十分な準備が出来ていたPosレジ・メーカーや業務システム会社はトラブルなく乗り切れたようである。このことは、我々システム監査人にも多くの教訓をもたらしたと言える。
 AI時代の到来により、士業の一部はピンチではないかと言われ始めているが、特に職域の狭い某士業は危険なのではないかとの指摘もある。このことは、我々システム監査人にも言えることである。AI時代の到来により、「AIに出来ない個人のヴァリュー」を発揮できることが強く求められる。
 今回は、2021年4月に強制適用される「新会計制度」対応とIFRS16の「新リース会計対応」を例に、我々システム監査人に求められる能力は何か?AIに負けないためのシステム監査人の有り方について論ずることとする。

・本セミナーは、 ITコーディネータ協会の「専門知識研修コース」(4時間の1ポイント)の対象です。

1. 日時   2019(令和元)年11月23日(土)
13:00〜17:20(12:30受付開始)
2019(令和元)年11月24日(日)
10:00〜12:00(15分前集合 データセンター視察)

※2日目のデータセンター視察をご希望の方は以下のページにて申込をお願いします。

※データセンター視察をご希望の方は申込フォームの「備考欄」に「当日連絡可能な電話番号」 の記入もお願いいたします。

※データセンター視察の際には、ご本人を確認できる顔写真入りの身分証明書(運転免許証など)も必要となりますので、あわせてご準備願います。

※24日の集合場所は大阪大学中之島センター1階です。
2. 場所   大阪大学 中之島センター 10階佐治敬三メモリアルホール
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53  TEL:06-6444-2100
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
3. 費用   日本システム監査人協会会員 2,000円 / 一般の方 3,000円
4. 講師   当協会副会長をはじめ、西日本地区各支部会員4名
5. 対象者   システム監査に興味のある方ならどなたでもお申し込みいただけます。
6. 定員   100名
7. 申込期限   2019(令和元)年11月15日(金)締切り
8. お問い合せ   日本システム監査人協会 近畿支部 教育サービスグループ
E-mail: contact★saajk.org (★は@に変更願います)
※お問い合せは、E-mailのみとさせていただきます。
  参加ご希望の方は、個人情報に関する以下の点にご同意いただくことが必要です。「同意する」をクリックすると参加申し込みフォーム(SSL対応)が表示されます。
    

(2019年10月10日)