九州支部 例会の内容 [2012年1月度月例会](第251回)
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   特定非営利活動法人日本システム監査人協会(SAAJ)九州支部
   2012年 1月度(第251回)議事録
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   ■ 開催概要
   日時:2012年 1月28日(土) 15:00-17:00
   会場:早良市民センター 視聴覚室
   参加:荒添 美穂  小野 哲夫 鶴岡 通  藤井 孝雄
      舩津 宏  松田 崇生 前田 弘幸 中溝 統明 (8名)
   共催:システム監査学会九州地区研究会
  
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   月例会アジェンダ
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   ■ 報告/連絡事項(15:00〜15:40)
    ・出席者近況報告
    ・2012年度 公認システム監査人の更新手続き 
    ・『システム監査技術者試験』合格をめざす受験準備講座
    ・第11期通常総会
   ■ 発表事項(15:40〜16:30)
    ・社会システムと電子政府・電子自治体への問題提起(中溝)

   ■ 次回開催予定
    ・2月度(第252回):
     2012/2/25(土) 13:00〜 場所 調整中
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   月例会内容詳細
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   ■ 報告/連絡事項
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  (1)出席者近況報告

  (2)2012年度 公認システム監査人及びシステム監査人補の
    更新手続きについて
    http://www.saaj.or.jp/csa/csakoshin.html

  (3)『システム監査技術者試験』合格をめざす受験準備講座
    http://www.saaj.or.jp/shibu/kyushu/goukaku_kouza20120211.html

  (4)第11期通常総会
    http://www.saaj.or.jp/soukai/tsujou_11_soukai.html

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   ■ 発表事項
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  (1)社会システムと電子政府・電子自治体への問題提起(中溝)
        ・川島宏一(佐賀県特別顧問)氏の問題提起
      【問いかけ】
        情報システムの発注者と受注者との間にある
        「情報の非対称性」を解消する大きな社会システムの
        強化が必要ではないか
      【ご意見】
        金融,流通,運輸といった生活や産業を支えている
        社会インフラの品質の根幹は情報システムが決めている。
        だから、大切なことは,情報インフラ全体の信頼性を
        マクロな視点からの維持向上が必要。その為に、
         ・取引ルール   ・資格   ・教育カリキュラム
      出典:会誌「情報処理」連載の「巻頭コラム」
      http://www.ipsj.or.jp/magazine/9faeag0000005ai9-att/IPSJ-MGN530202.pdf 

        ・廉宗淳(ヨム ジョンスン:佐賀県 統括本部 情報課 情報企画監)氏の問題提起 
      【問いかけ】
        電子政府・電子自治体ってなんでしょうか
      【ご意見】
        − 「行政業務の電子化」と「電子政府・電子自治体」の
          差異が分かっていない。「行政業務の電子化」の延長戦
          で「電子政府・電子自治体」の構想を進めている。
        − 「行政業務の電子化」と「電子政府・電子自治体」の
          分岐点は以下のAとBにある
          ○行政サービス5段階:
          @1段階;住民票などは紙の台帳で保管され、
               住民票の発行には紙の台帳を複写機で
               複写して、首長の官印を押して提供する段階
          A2段階:コンピュータにデータを登録し、住民票は
               プリンタから印刷して提供する段階
          B3段階:証明書自動発行機などを使い、職員が
               対応せずに、機会から住民が直接住民票などを
               取れるようなサービスを提供する段階
          C4段階:電子申請・電子交付などができる段階で、
               住民が対面せずに行政側とネットを通じて
               やりとりする
          D5段階:役所同士をネットで繋げた情報連携を通じて、
               証明書などの提出義務を廃止する段階            
        − 変貌するICTの成長時代に、行政分野ではICTの
          利活用により、どのような変化がみられるか
          @国民の日常の生活が情報技術の恩恵を十分にうけて
           便利になっただろうか
          AICTの利活用によって、行政サービスの質はどれ
           くらい上がっただろうか
          B職員が処理していた業務を情報技術を活用して改善
           したことで、どれくらい業務が効率化され、予算の
           削減が達成できただろうか
      出典:会誌「情報処理」の「デジタルプラクティス  >  Vol.3  」
         韓国と日本の行政でのICT利活用の比較:CIO的視点から 
         デジタルプラクティス,3(1),11-17 (2012-01-15) 


  以 上