韓国システム監理協会との覚書に調印
2006年3月29日

 当協会(SAAJ)および韓国システム監理協会(Korea Information Systems Audit Association、KISAA)は、KISAAの申し出により、情報の交換、人の交流などによる連携をはかるため、昨年10月から協議してきたが、覚書の内容が両協会の役員会で承認され、3月23日、ソウルで調印式を実施した。(覚書全文(英語)はこちら)
 調印式には、SAAJから鈴木(信)会長、沼野理事、桜井理事、KISAAからLee名誉会長、Choi会長のほか、役員10名ほどが参加した。
 KISAAは、1986設立の社団法人で、個人会員254、監査法人12で、韓国では有力な団体である。
 韓国では、公共事業のシステム監査(韓国の漢字表記では「システム監理」)が実施されており、ことし7月からはITアーキテクチュア基本法が施行されるなど、日本にとっても参考になる動きがあり、今後さらに情報収集を進めていく。
 KISAAからは、日本のシステム監査の実施チームに韓国からの監査人が参加できる可能性はないか、などの打診があった。
 具体的な活動は、今後、詰めていくことになるが、例えば「韓国システム監理の現況」などのセミナーを開催し、KISAAから講師を招くなども考えられる。
 調印式当日、SAAJから、覚書の中にある「図書などの交換」の一環として「情報システム監査実践マニュアル(第2版)、「システム監査 情報セキュリティ監査 ハンドブック」を贈呈した。

2006年3月23日韓国システム監理協会との覚書に調印